everyday everytime ...
「ユメ十夜」を見た。
今年初の映画館。映画。
公開初日で流石に混んでいた。
オムニバス形式。
10話とも監督さん・キャストが
違うという贅沢版。
第○話は運慶の御話。
運慶は鎌倉時代を代表する仏師。
代表作、東大寺南大門の仁王像。
敢えて書く必要は無いんだけど、
「運慶キター!(失礼…)」
な感じで非常に素晴らしい出来だった。
いつか自分の作品で
使いたいなぁと思っていた
映像表現における手法が
随所に練りこまれていて、
正直、監督の才能を
賞賛したい思いだった。
この一話を見ただけでも
拝観料金、じゃない、チケット料金
払った価値があると思う。
昨年末、三十三間堂における
人生三度目の拝観にて
湛慶の制作した千手観音坐像を見て
湛慶彫刻に目覚めつつあったけれど
やはり運慶も見逃せなくなった。
鎌倉の彫刻はまさしくバロック的諸相を呈する。
平安時代の優美な造形に対して
気宇壮大。豪壮華麗。まさしく武士好み。
しかし、京都で落ち目だった慶派が
(当時は円派、院派の方が主流だった)盛り返したのは
武士好みの、明確な造形コンセプトをズバッと打ち出すという、
派閥の生き残りを賭けた戦略が功を奏したわけで
やはりコンセプトは大事だなぁという月並みな感想に行き着く。
あと、強いて言うなら、パフォーマンス力か。。
原作を読んでおくと、さらに楽しめるのではと。
青空文庫で↓
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自己紹介:
Artの世界とWebの世界の狭間に生きています。ゆるりゆるりと駄文を綴る毎日。
というか。駄文というか空想というか妄想というか混沌というか。表面的な適当なことしか書いてません。時間の無駄にならない程度に斜め読みしてください。
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